終活コラム

お葬式の知識やマナーなど終活に関する様々な情報をお届けします。
ぜひご活用ください。

イメージイラスト
2025年12月5日

お葬式の流れ⑤「通夜の進め方」:最期の時間を大切にするために

前回のコラムでは、故人様を棺へ納める際に行う儀式「湯灌(ゆかん)」と「納棺(のうかん)」について、ご紹介しました。
今回のコラムでは、「通夜の進め方」についてご紹介します。

大切な方を亡くされた時、深い悲しみの中で、葬儀の準備を進めなければなりません。特に「通夜」は、故人様との最期の夜を過ごす大切な儀式です。
しかし、馴染みのない儀式に不安を感じられる方も多いのではないでしょうか。

コラムでは、通夜の流れや進め方について、そしてエテルノが大切にしている「故人様らしさ」「ご遺族様のお気持ち」に寄り添った葬儀のあり方についてもお話しします。形式的な部分だけでなく、故人様との思い出を大切にできるような情報もお届けできれば幸いです。

通夜当日:打ち合わせから開式準備まで

式場と供花のイメージ

通夜当日、ご遺族様には葬儀社と進行の打ち合わせや、式場の最終確認などを行っていただきます。 エテルノでは、故人様との最期のお時間を心穏やかに過ごしていただけるよう、スタッフが心を込めてお手伝いいたします。

式進行の打ち合わせと会場設営
通夜と翌日の葬儀・告別式の進行内容について、担当者と最終確認を行います。
ご遺族様の意向を丁寧に伺いながら、滞りなく式が進むよう打ち合わせを進めます。 また、祭壇や供花の仕上がりや式場内の席数なども確認していただきます。

家具調祭壇のイメージ

【エテルノらしさ:故人様を偲ぶ、みずみずしいお花の祭壇】
エテルノでは、形式にとらわれず、お好きな花の色合いを取り入れながら、みずみずしいお花で祭壇をお飾りします。
事前の打ち合わせで故人様が生前愛した花や色の要望をヒアリングさせていただき、それを取り入れた祭壇をつくることで、その方らしい温かい空間になります。
また、式場は規模に応じた席の調整をいたしますので、弔問に来られる方がゆったりと過ごせる空間をご提供できるよう努めます。
※ご希望いただいた花材は、季節の移り変わりや流通の状況により、ご用意が難しい場合もございますが、雰囲気を損なわないよう、最適な代替花材をご提案させていただきます。
※画像はエテルノ阪急千里:坪庭からの緑や光が映える。バラやカーネーション、デンファレ、あじさいの他、草や枝をあしらった祭壇で癒しの空間を演出。

通夜開式前の確認事項

喪主挨拶や答礼のイメージ

開式までの間に、いくつかの確認事項があります。※仏式の場合

①答礼に立つ人の選出
一般焼香時に、焼香を終えられた弔問客の方々へお礼と挨拶をする役割です。通常は2~3人選出しますが、家族葬のように近親者だけで行う場合は省略されることもあります。

②供花・供物名札の順番確認
一般的には、祭壇に近い方が上手(かみて)となり、故人様に近い関係の方から順に並べます。親族と来賓のどちらを先に並べるかは、ご遺族様のお気持ちを最優先し、判断していただきます。

③喪主(遺族代表)挨拶の確認
式の終了後に行うことが多いです。答礼と同じく、家族葬の場合は省略されることもあります。
※地域性やご遺族様のお考えによっては、供花の並べ方を順不同とする場合や遺族代表挨拶が省略される場合もあります。

④僧侶への対応
僧侶が到着されたら、控室にご案内し、お茶などでおもてなしをします。
エテルノでは、ご遺族様のお手を煩わせることのないよう、僧侶の案内・接待を代行いたしますので、ご安心ください。

通夜の時間

通夜は本来夜通し行うものですが、式として執り行う場合は、一般的に午後5時~7時頃に開式し、30分~1時間程度で終了します。
読経の後、僧侶による法話がある場合もあります。弔問客の焼香時には、親族の代表(喪主とは限りません)が答礼に立ちます。

【開式は何時が良い?】
開式時間は、弔問に来られる方への配慮やご遺族様の考えによって柔軟に設定されます。
遅めの開式(午後7時頃など)
➡お仕事が終わってから来られる方や、遠方から来られる方がいらっしゃる場合に、弔問客への配慮として選ばれるケースがあります。
早めの開式(午後5時頃など)
➡家族葬の場合「身内だけだし、気を遣う相手もいない」という考えから、早い時間の開式を希望されるケースもあります。

ご遺族様のお気持ちと、弔問される方々への感謝の気持ちを大切に、宗教者と相談のうえ、最適な時間をご提案します。

一般的な通夜の流れ

通夜のイメージ

地域や宗教・宗派により、式進行の内容や順序は変わりますが、一般的な例をご紹介します。

  1. 僧侶入場
  2. 読経
  3. 親族焼香
  4. 一般焼香
  5. 僧侶退場

※お通夜では、基本的には焼香順位は設けません。また、地域によっては、読経が始まるとすぐに一般焼香が始まり、読経と並行して式次第が進む場合もあります。

~故人様との最期をゆっくり過ごせる「仮通夜」~
「仮通夜(かりつや)」とは、通夜前日までの故人様と過ごす時間を指します。
通夜や葬儀のような儀式は行われず、あくまで家族やごく近しい方達が、ゆっくりと故人様と最期のお別れを悼むための機会とされています。
葬儀の日程を一日延期して、仮通夜をご自宅で過ごすという方法もあります。
※火葬場の空き状況などから、ご遺族様のご希望とは関係なく、仮通夜が発生するケースもあります。

【エテルノの想い:ご自宅での安置、想いを形に】
エテルノでは、ご自宅での安置をご希望される場合も、専門知識を持ったスタッフがしっかりとサポートいたします。限られた時間の中で、ご遺族様が故人様と向き合い、想い出を語り合える時間を大切にしていただけるよう、環境を整えます。

よくある質問:知っておきたい葬儀の豆知識

よくある質問

お経ってどんな意味があるの?
「お経」とは、仏教徒のための教えが説かれた経典のことをいいます。「経(きょう)」は、サンスクリット語(梵語)の「スートラ」という言葉の訳語として当てられました。
スートラとは「織物の縦糸」という意味があり、根本の義を教える書、つまりお釈迦様の教えを文章にまとめたものを称しました。 お釈迦様の入滅(死亡)後は、その教えを伝えるために仏教の教えが文章にまとめられ、発展して仏教の教えに関する文献という意味になりました。

香典の意味は?
ご遺族へ渡す「香典」ですが、もともとは亡くなった人へ「お香を薫じて供える」、「お香を差し上げる」という意味があります。
それが「どうぞ故人様に捧げるお香をお求めください」との意味を込めて、お金が贈られるようになり、現在のような形へ変わってきました。
また、昔は葬儀の時に地域の人々が米や食物などを持ち寄り、助け合う目的で供えていたものが香典の始まりとも言われています。

通夜は、故人様との別れを受け入れ、想い出を振り返るための大切な時間です。
エテルノでは、形式的な進行だけでなく、「故人様らしさ」や「ご家族様の想い」を何よりも大切にしたいと考えています。
決まりきった流れ作業ではなく、ご遺族様が故人様との最期の時間を心穏やかに、そして有意義に過ごせるよう、スタッフ全員で心を込めてお手伝いします。

●後悔しないお葬式を行うためには「何を準備すればよいのか?」「どのようなことに注意すればよいのか?」疑問に感じることはエテルノまでご相談ください。
エテルノでは終活やお葬式に関するさまざまな疑問にお答えいたします。
お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

事前相談についてはこちら

事前準備についてはこちら

イベントのお申込みはこちら

トップ終活コラムお葬式の流れ⑤「通夜の進め方」:最期の時間を大切にするために