今回のコラムは、「おひとりさま」をサポートする株式会社OAGライフサポートの黒澤様に寄稿いただきました。エテルノは、お客様の「意思決定＝尊厳」を尊重する株式会社OAGライフサポートと提携しています。
「おひとりさま」とは？
「おひとりさま」と聞いて、どんな印象を持ちますか？
淋しい？可哀想？恥ずかしい？どちらかと言うとマイナスな響きを、一生懸命プラスの響きに持ち上げようとしている印象を受けませんか？
「私は、おひとりさまだから…」と言うときも、どこか自虐的に聞こえたりします。果たして「おひとりさま」は、本当に淋しくて可哀想で恥ずかしいのでしょうか。
そこでまず、「おひとりさま」の範囲を考えてみましょう。
未婚で子どもがいない人、結婚はしていたけれど子どもがなく配偶者に先立たれた人、または離婚した人、こんな方々がまずは思い浮かびます。
では、子どもがいる人は、無条件に「おひとりさま」にはならないのでしょうか。
自分の人生の最終段階のこと、死を迎えた後のことについては、もう自分自身では何も分からないのだから、すべて子どもに任せます、子どもの好きなようにしてもらっていいです・・・という人。そして子どもの方もそれを当たり前のことだと感じて、自分の親のエンディングを、まるで自分のことのように決断して実行する関係性の人。確かにそういう人は、「おひとりさま」ではないかもしれません。
でも、もし少しでも「自分の人生の幕引きは、自分自身で決めたい」と考えはじめたとしたら、それはもう立派な「おひとりさま」なのです。
家族の誰かに頼り切るのではなく、自分自身の人生を自分自身の意思で生き抜くこと、これが株式会社 OAG ライフサポートの考える「おひとりさま」像です。
つまり、人は誰でも「おひとりさま」もしくは「おひとりさま予備軍」になり得るのです。どうです？マイナスな響きなど一切排除した、前向きな「おひとりさま」だとは思いませんか？
株式会社ＯＡＧライフサポートでは、こんな「おひとりさま」の方々と、人生のエンディング期について考えていくにあたり、もちろん、ご逝去後のことにもタブーなしに踏み込んでいきます。
それは、人間は誰もが「死」に向かって「生きて」いるからです。 株式会社ＯＡＧライフサポートと一緒に、これからの人生をより良く「生きる」ための「おひとりさまの終活」を始めてみませんか？
「おひとりさまの終活」ってどうやるの？
さぁ、今日から「終活」を始めましょう！と言っても、いったい何をどこからどうやって始めたらよいのかさっぱり分からないというのは、当たり前のことです。
実際には、世の中に「終活」の情報はたくさん溢れています。老人ホームのチラシ、お墓のテレビ CM、葬儀社の生前予約の広告、銀行に行けば遺言作成を勧められ、不動産屋からは相続税対策にとアパート建設を持ち掛けられる。
もちろん、どれも「終活」のひとつです。でも、それぞれの個別の「終活」に飛びついても、一番大切な視点が抜け落ちたままで実際にその時を迎えると、せっかくの「終活」がまったく上手く機能しないリスクがあるのです。 「終活」における一番大切な視点というのは、いったい何でしょう？
ズバリ、それは「取りまとめ役」です。
認知症に備えた認知症保険や、ガンに備えたガン保険に入っていたとしても、自分自身で保険金請求の手続きが出来るような状況でなかったとしたら、誰がこの保険加入のことを知っていて、誰が請求手続きをしてくれるのでしょうか。
いくら葬儀社と葬儀の生前予約をしていても、病院で亡くなったことをその葬儀社はどうやって知りますか？永代供養のお墓を購入していたとしても、お骨は歩けないので、どうやって焼骨を用意したお墓に納骨しますか？また、信託銀行に遺言を預けているとしても、銀行はどうやって死亡の事実を知るのでしょうか。
つまり、自分自身の意思で準備してきた個別の「終活」を、すべて総合的に把握し、その上で緊急事態、異常事態、死亡の事実などをいち早く知ることが出来る立場となり、さらに亡くなった後のことまで執り行うことが出来る権限を事前に与えられている役割の人が必要なのです。
自分の子ども以外に、そんな重大で責任の重い役割を引き受けてくれる人はいるのでしょうか？心配になりますね。株式会社 OAG ライフサポートは、法人として、この役割を全力でお引受けします。 「おひとりさまの終活」のキモは、「誰に託すのか」ということです。
コラム：黒澤史津乃氏
（株式会社OAG ライフサポート代表取締役、行政書士）
●エテルノは株式会社OAGライフサポートと提携し、「おひとりさま」のエンディングサポートを行っています。
●エテルノではお葬式に関するさまざまな疑問にお答えいたします。お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
