終活コラム

お葬式の知識やマナーなど終活に関する様々な情報をお届けします。
ぜひご活用ください。

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2023年8月30日

葬儀費用について

お葬式を執り仕切る機会は人生において、多くはありません。どれくらい費用がかかるのか不安に思われる方も多いのではないでしょうか。
実際に葬儀を行ったときに「思ったより費用が高くなってしまった」・「費用は抑えられたけど、思っていたお別れができなかった」とならないように事前の下調べをきちんとしておきましょう。
今回のコラムでは、「葬儀費用」について詳しくご紹介します。

葬儀費用の構成

葬儀社によって内容は異なりますが、葬儀費用は一般的に以下のような構成となります。

  1. 葬儀社に支払う費用
    A:儀式関係費用
    (人数に関わらず必要)
    B:飲食接待・車両関係費用
    (人数によって変動・追加)
  2. 宗教者へのお礼
  3. 火葬料金
葬儀費用

1.葬儀社に支払う費用

祭壇と遺影写真
霊柩車

A:儀式関係費用(人数に関わらず必要)

祭壇を装飾する生花や棺、骨箱などの通夜・葬儀を行うために必要な費用です。多くの葬儀社ではセットプランが用意されており、祭壇の形や生花の量などでいくつかの種類が用意されているケースが一般的です。
しかし、葬儀社によってプランに含まれている商品やサービスは異なります。そのため、プラン料金だけで費用の比較をすることは困難です。  また、葬儀を行う家々によっても要望は異なるため、プラン料金以外で必要となる費用もあります。例えば、棺や骨箱などを豪華なものにグレードアップする場合は追加費用が発生します。
費用のミスマッチが起こる可能性が高いのもこの項目です。 プラン料金が安いからといって全体の費用が安くなるとは限りませんし、必要のないオプションを付けたために予想以上の費用がかかってしまうケースもあります。反対に、「費用は抑えることができたが制限されることが多く、希望していたお別れができなかった」というケースもあります。
費用について考える際は、「どういったお別れをしたいのか」という点を考慮すると、ミスマッチを防ぐことにつながります。

B:飲食接待・車両関係費用(人数によって変動・追加)

飲食接待費用は、参列された方に渡すお茶やタオルなどの供養品や通夜や葬儀の日の食事にかかる費用です。供養品は親族を含めた全体の参列人数、飲食は親族を中心に振る舞いますが、地域やご家族の考えによって範囲や内容が異なることがあります。
車両関係費用は、故人様およびご親族の移動用車両である寝台車、霊柩車、タクシー、マイクロバスなどの費用のことです。 
こちらの項目は、あらかじめご親族および一般参列者数を想定しておくことで、ある程度費用の予想をすることができます。

2.宗教者へのお礼

お布施のイメージ

宗教者を呼んでお葬式を行う際、お礼としてお渡しする費用です。仏式では一般的に「お布施」と呼ばれます。こちらは、葬儀社に支払う費用とは別で用意する必要があります。
一般的には、葬儀当日に現金で用意する場合が多いのですが、お付き合いの深さ・お参りに来る宗教者の人数・仏式の場合は戒名の位などによっても必要となる金額は異なります。お付き合いのある宗教者がいる場合は、事前に直接確認しておきましょう。

※宗教者を呼ばない無宗教葬の場合、この費用は不要となります。

3.火葬料金

火葬場を使用する際に必要となる費用です。火葬場によって使用料金は異なります。基本的にどこの火葬場でも利用は可能ですが、火葬場のある市への住民票の有無によって火葬料金が異なることが多く、市民以外の利用料金は高くなります。

葬儀社を決める際は会員制度にも注目を

多くの葬儀社には「会員制度」があり、大きくは「積立タイプ」と「入会金タイプ」の2つに分類できます。
「積立タイプ」は毎月少しずつ一定金額を積み立て、葬儀を行う際の費用に充てるというものです。ただし、積立金だけで葬儀費用の全てをカバーできるのかというと難しいケースも多いようです。また、利用予定がなく、解約を申請する場合も解約金が発生するなど、中途解約が行いづらいことがあるので注意が必要です。
「入会金タイプ」は初めに入会金を支払うことで葬儀のプラン料金が会員価格に割引されるものです。月々の費用や継続費などは発生しない場合が多く、事前の費用負担が少ないのが特長です。葬儀社によっては、会員のランク(入会金の違いなど)によって割引率が異なるケースや割引適用までの期間に定めがある場合などもあります。
いずれのタイプも葬儀社によって様々ですので、それぞれのメリット/デメリットを知り、どちらのタイプが良いか検討したうえで、入会しておくと安心です。

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葬儀費用の支払い方法

葬儀費用の支払い方法は、「現金払い」や「銀行振込」が一般的です。金額によっては、銀行振込だけでなく、コンビニでの支払いを選択できる葬儀社もあるようです。
また最近では、クレジットカードでの支払いを選択できる葬儀社も増えています。注意点としては、クレジットカードには利用限度額があります。葬儀費用が利用限度額を超えるような場合は、「利用限度額の一時引き上げ」サービスを利用しましょう。サービスの可否や内容は、カード会社によって異なるので、カード会社に連絡して確認をする必要があります。

●葬儀を執り行うには様々な費用が必要となります。費用のミスマッチを防ぐためにも、事前に下調べをして、葬儀社への相談を行いましょう。エテルノではお葬式に関するさまざまな疑問にお答えいたします。お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

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