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| 文案監修:碑文谷 創(ジャーナリスト) |
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1.どうして友引のお葬式を嫌うの |
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「友引」とはもともと中国の暦で、武将の戦の占いに使われた「六曜(六輝)」先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口のうちのひとつです。
本来の意味は「相打ち共引きとて、勝負なしを知るべし」(共に引き分けて勝負がつかない)というものですが、葬送の凶日凶方を知るための「友曵方」とが混同されて「友引」という字をあてはめるようになり、その日にお葬式を行うと友を引き寄せ、一緒に冥土へ連れて行くという迷信が生まれたものと考えられます。 |
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2.数珠の意味は? |
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数珠の歴史は大変古く、お釈迦様の生まれる前からあったとされています。数珠が日本に伝わったのは、百済からの仏教伝来とほぼ同じころといわれています。
数珠は本来、合掌する手にかけて、お経やお題目を唱える回数を数える道具です。数珠の珠はもともとは108個あり、除夜の鐘と同じ数です。持っているだけで108の煩悩を消滅させ、功徳を得るといわれています。数珠の種類は宗旨によって異なり、70種類もあります。正式には108個を基本としていますが、現在では四半分の27玉のものや、108にちなんで18玉のものなどさまざまな形式のものがあります。 |
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3.末期の水って何? |
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死に水ともいい、死にゆく者の蘇生を願って行われたもの。死を看取った人によって行われる、お別れのことです。由来は、お釈迦様が末期を悟られたとき水を求め、鬼神が水を捧げたことから。
綿棒、あるいは、新しい筆の穂先を茶碗の水に浸したりなどして、近親者が血縁の濃い順に故人の唇を潤します。関西では、樒(しきみ)の葉で行う風習があります。 |
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4.どうして北枕? |
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お釈迦様が入滅(死亡)されたとき、右脇を下にして横たわり、頭を北に、お顔を西に向けていたといわれていることから、仏教では人が亡くなると、この姿をかたどって北枕に寝かせます。間取りなどの都合で北枕にできないときは、西向きに寝かせるのが一般的です。 |
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5.なぜ一膳飯に箸を立てるの? |
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仏教には、人は亡くなるといったん善光寺などへお参りに行くという俗信があります。一膳飯はそのときのお弁当などと考えられてきました。そのため、早く作らないと成仏するのが遅れるともいわれています。
一合のお米を炊き、それを故人の使っていた茶碗に一粒も残さないように山盛りにします。箸は故人のためですが、二本ではなく一本立ててお供えするのは、これが「死者のもの」であり、忌みのかかったものだというサインといわれています。故人への最後のご馳走だと考えられます。 |
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6.通夜ぶるまいって? |
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今では、故人の供養のためのふるまいや、手伝い・弔問客へのお礼の意味で行われていますが、本来は、故人と食事を共にすることにより、故人と最後の交わりをし、お別れをする、という意味があったとされています。
通夜ぶるまいには、酒食をふるまう、弔問客にお菓子を持って帰ってもらう、お茶だけをふるまう、食事券を渡すなどがあります。京阪神地域では、酒食は主に親族など、特に関係の深かった人にふるまわれ、一般の弔問客には、お茶や砂糖などの口に入るものを粗供養として渡すことが多く見られます。 |
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7.遺体を安置した後、線香を絶やさないのはなぜ? |
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本来は、人が亡くなると、通夜だけでなく、四十九日の間はお線香やお花を絶やさないようにすると伝えられていました。家族が故人をずっと見守ってあげたい、という気持ちを表すものでもあります。
お線香さえ供えてあげればよいというのではなく、故人をしのび、心を込めて供養します。また、線香の煙は、遺体の臭気を除くという働きもあります。 |
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8.三途の川ってどんなところ? |
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三途の川は、この世とあの世を分ける川とされています。川には緩急の異なる3つの流れがあって、生前の罪によって渡る場所が異なります。
三途の川を渡るとき、着衣を剥ぎ取られるという考えが中世にあり、のちに渡し賃を持たない死者が来れば、その着衣を剥ぎ取ってしまうと考えられたことから、六文銭を持たせる習俗が生まれ、現在は1文銭を6つ印刷した紙を棺の中に納めるようになりました。
また、死後、人は輪廻転生(りんねてんしょう)により、六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上)の世界へ生まれ変わるといわれていました。 |
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9.お経って何?どのような意味があるの? |
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仏教徒のための教えが説かれた経典のことをいいます。「経」は、サンスクリット語(梵語)の「スートラ」という言葉の訳語として当てられたものです。スートラとは「織物の縦糸」という意味があり、根本の義を教える書、つまり釈迦の教えを文章にまとめたものを称しました。
お釈迦様の入滅(死亡)後、その教法が損なわれないようにするため、仏教の教えを簡略にまとめた聖典となりました。これから発展し、仏教の教えに関する文献という意味になりました。 |
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10.箸渡しはなぜするの? |
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骨上げ(拾骨、収骨)をするときにはたいてい2人1組になり、一緒に遺骨をはさんで骨壷に納めます。これを「箸渡し」といいます。
「箸渡し」は三途の川の「橋渡し」に「橋(はし)」と「箸(はし)」の音が共通していることから、故人がこの世からあの世へ三途の川を無事に渡れるように・・・という願いを込めたものだといわれています。また、死者をあの世へ送ることを共同作業として行い、故人の死に対する悲しみを分けるという意味も込められています。 |
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11.清めの塩は何のためにするの? |
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習俗としてお葬式で人の死に遭遇した場合など、死の穢れを払って、自分の身を清めることでその穢れが他人に移らないように、また、不幸を家に持ち込まないようにするものとして「清め塩」が用いられることがあります。
一般的には、家の入り口で留守番の人に、指先→胸→背中の順で塩をかけてもらいます。ただし、元来死を穢れと考えない浄土真宗やキリスト教では行いませんし、最近では見直す意見が出ています。 |
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12.香典の意味は? |
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香典は、もともとは亡くなった人へ"お香を薫じて供える""お香を差し上げる"という意味があります。それが「どうぞ故人に捧げるお香をお求めください」との意味を込めてお金が贈られるようになり、現在のような形へ変わってきました。
また昔は、お葬式のときに地域の人が持ち寄り、助け合う目的で米や食物などをお供えし、香典としました。 |
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13.忌明けは3ヶ月にまたがったらいけないの? |
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まったくの迷信です。さまざまな説がありますが、例えば3ヶ月にまたがると「四十九日がみつきにまたがる」ということで「始終苦が
身につく」などの解釈により繰り上げる場合がありますが、その場合は五七日(いつなぬか)の三十五日で忌明けとするのが一般的です。 |
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14.忌明けはどうして四十九日となっているの? |
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人の死後49日間を、仏教では「中陰」といい、次の生を受けるための期間とされました。初七日から7日ごとに7回の裁きを受けて49日目に浄土に行けるかどうかが決まるとされており、この日を「満中陰」ともいいます。また、この日をもって「忌の穢れ」が除かれるということで、それを祝うためにこの日に行う「忌明け」の法要は盛大に行われます。 |
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